資金乏しい新米ハンターのみんな! コスパ最高の「富田刃物」のナイフを紹介するぜ!
- 2015/09/21
- 22:54
狩猟を始めるにあたり、キッカケこそ人それぞれですが、誰しもが共通して「狩猟するには金がかかる」と思うのではないでしょうか。
狩猟試験から狩猟者登録、銃を所持するまでの過程で十数万円がかかります。
装備一式揃えるための資金繰りに頭を悩ます方も多いことでしょう。
当ブログの管理人、サラリーマン猟師こと私についてですが、中小企業のしがない勤め人で、所得もたかがしれているなか、妻子もあるので、狩猟にかけれる資金は本当わずかです。
お小遣い制であるため、何か狩猟装備品を買おうにしても、定められた家庭内決済フローに沿って、実行予算を出し、稟議書として提出しなければなりません。
そんな状況下の私が出した結論は、「道具に頼らず、己が腕を磨け」です。
まぁ考えてみてください。
江戸時代の猟は、火縄銃だったようですし、銃が出てくるより前の時代は弓矢ですよね。 罠もいたってプリミティブ。
さらに言うと、有史以前、腰ミノ一丁の私たちの先祖は、投げ槍で猟をしていたのですよ。
道具に対する拘りというのは、もちろんとても大切なことだと認識しています。
ですが、先立つものがない以上どうしようもありません。
まずは安物を使いこなしましょうや。
さて、ということで、今回ご紹介するのは、私が狩猟で使用しているナイフです。
ナイフは美術品としての側面もあり、コレクターも多いですよね。
"ある程度のもの"を買おうとするならば、最低でも1万円以上。
これから狩猟を始める人には、悩ましい出費となるはずです。
これを狩猟者であれば、ナイフは用途によって使い分けるので、最低2本は必要になると考えます。
止め刺し用とスキニング(皮剥ぎ)用です。
こちらが私が止め刺し用に使っているナイフです。
『ベルモント 富田刃物 陸刀 NO.810』

Amazonnで1,700円ほどと、安すぎて不安を覚える価格。
あまりにも安いので、失敗してもいいだろうという考えでポチり(購入)ましました。
しかし、富田刃物を調べるに、金物の町として知られる新潟県燕市の会社で、当然ながら国内で生産しています。
肝心の切れ味ですが、ちゃんとイノシシの分厚い皮を貫くことができて、申し分ないと思います。

便利なのは、このノコギリ部分。
ろっ骨や骨盤の切開にも使えるし、山中で木を切る時にも重宝します。


シースには、ベルト通し用のフックが付いており、腰に装着できるので、これまた便利です。
さらに、ハンドル部分にも紐通し用の穴が空いているので、棒に縛り付ければ槍になります。
欠点は、シースがプラスティック製なので、腰に装着して歩く時に、カタカタと音をたててしまうこと。
獲物に気取られてはいけませんから、シースは別で代用するか、音を出さない工夫が必要です。
次にこちら、スキニング用のナイフです。
『メイヤーコ ダリルラルフガットフックスキナー』

こちらは、渋谷にある銃砲店でコスパいいものとして教えてもらって購入しました。
3,800円。
刃に厚みがあり、程よい重さ、ハンドルも持ちやすく、皮剥ぎがしやすいです。

ガットフックについては、刃を傷めるのであまりいい使い方ではないとはわかっているのですが、タヌキやアライグマなどの小動物の肋骨であれば少々力を入れれば、ガットフックでスッパリ切れるので、切開がとても楽です。
猟友会の人からは、最初に買うスキンングナイフは、『BUCK オムニハンター』が値段安くていいよと教わりましたが、3,000円程度をケチってメイヤーコにしてしまいました。 ですが、現状はメイヤーコで事足りていると思っています。
この上記2本のナイフを使って、私は家人に見つからずに、風呂場でアライグマを解体したことがあります。

安物のナイフでも、腕を磨けば、解体もスピーディーに美しくできるようになるという証明ではないでしょうか。
もちろん、まだまだ未熟ではありますので、日々精進に努める所存でありますです。
狩猟デビューに向け、これから装備品を揃えていく方。
良い物は徐々に揃えていくとして、まずはコスパ重視でいかがですか。
お、当ブログから『ベルモント 富田刃物 陸刀 NO.810』を買いですと!
ありがとうごぜぇますだ。
さっそく装備して行くかい?
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