納豆をもっとオシャレに!『ジャーナットゥ』を試作してみた
- 2015/09/25
- 01:29
「ジャーサラダ」 なるものが流行っているらしい。
ニューヨーク発祥の「メイソンジャー」というビンに彩りよく野菜を詰め込んでサラダにしたものだ。
オシャレ気取りのカフェでよく瓶詰めにしたピクルスやらをディスプレイみたいにしているが、確かにオシャレに見えてしまう。
その昔、私も瓶詰めピクルスを部屋に飾ってオシャレ男子を醸し出そうと、セロリやらニンジンなどの野菜をビンに詰めて、それっぽい味になるまで色々調合しまくってピクルス味の液体を作ったけなぁ。美味しくできないからすぐやめたさ。
私が思うに、絵画でいうところの"印象派"が、オシャレで健康的で美味しいあたりを意識して、流行らせたのがジャーサラダなのであろう。
ただビンに詰めただけなのに、オシャレに見えてしまうこのマジック。 考え付いた人は、美的・知的センスの溢れる人物というのが容易に想像できますな。
ふむ。 ふと思ったが、ビンにサラダ以外の料理を詰めてオシャレにできないものであろうか。
そう、たとえば、 納豆 とか!
納豆というと、美味しく健康的な食品ですが、安っぽくて古臭くて、オシャレに最も遠い食品かもしれない。
Kawaii好きのOLや稟としたビジネスウーマンなど、『納豆なんて食べたことないわ』って顔でオフィスを練り歩いているが、納豆がオシャレで可愛い料理となれば、トレンド先取り女子と相成って食べるはずだ。
これは、やらねばな。流行らせねばなるまい。
私自身が、納豆などダッセーとか思っているので、人前では公言せぬが、根っからの納豆好き。
幼少期より納豆を食べて育ち、身体の大部分は納豆で形成されていると言っても過言ではない。
今まで世の流行から日の目を浴びることのなかった納豆を「ジャーナットゥ」として、一大ブームにしようではないか!!
ジャーナットゥを作るにあたり、まずはそれようの大きめのビンが必要だ。
以前にIKEAに行った際に、ジャーサラダコーナーができていて、その時に、シカの干し肉でも保存すんべぇと思ってビンを買っていたのだった。


材料だが、ビンに詰めた納豆ごはん、つまり「NattouManma」を作るわけなので、白米と納豆とそれに合うオカズを用意すればいいだろう。
そうさな、今回オカズとしては、私が"最後の晩餐"をすることになった際に食べたいメニューから、ベーコンと目玉焼きを採用しよう。
納豆にパルメジャンやバジルをかけてよりオシャレ味にするなどという小細工はしない。 付属のタレのみで勝負だ。
詰める構成としては、最下層から第1層(レイヤー1)を白米、第2層(レイヤー2)を納豆、第3層(レイヤー3)に再び白米。第4層(レイヤー4)にオカズ群を配置する。
これをOSI参照モデルから習って、ジャーナットゥ参照モデルとして、基本の構成とすることとした。
以下、作り方。
第1層となるビンの底に白米を敷き詰める。

この間に、第4層に置くベーコンを炒め、その油で目玉焼きを作り始める。

む!
ビンの底に白米を敷き詰めるのは、なかなか難儀な作業だ。
平らにならすのもそうだが、ビンの淵に飯粒がひっついて、苛立ちを覚える。

次に第2層に詰める納豆だが、これはタカノフーズ社の「おかめ納豆」シリーズの「旨味」の一択だ。
糸引いて邪魔くさいビニールフィルムがないのも先進的で素晴らしい発想だと思う。
幼少期より納豆を食べ比べてきた私が一番の納豆と認める商品だ。 異論は認めない。


よく混ぜ、納豆菌を活性化させることで、"ヌト"が白濁してうまみが増す。
この頃合いを見て、ビンに投入しよう。 ビンのサイズにもよるが、2パックが適量のようだ。
もっとも、私はNattouManmaには、納豆2パックがデフォルトだと思っている。

納豆を敷き詰めたら、お次は第3層となる白米だ。

ぬぅ・・・
もっとこう、平行に、白米・納豆・白米のボーダーラインをクッキリと出したかったが、これには独自の技量がいるようだ。
いずれ、日本ジャーナットゥ協会(略称JNA)が発足したら、白米と納豆のラインを作る技量が料理としての評価基準になることだろう。
最後の仕上げは、第4層であるオカズ群だ。
ベーコン、目玉焼き(サニーサイドアップ)、キャベツとレタスのサラダのスリーマンセルで決めた。
よぅし!完成だ!!

早速、食器棚の上に置いて、それっぽくディスプレイしてみようではないか。

あれ。。。あまりオシャレ感もKawaii感も出てないように見えるが・・・
「クエーカーオーツ」のおっさんの顔がいかんのかな。
こうするとどうだ?

おぉ!
ランチョンマットと箸置くと、いい感じだぞ。
味の方はどうかな?
いただきますーー!

うむ。
ハッキリ言おう。
食べづらい。
最後の飯粒・納豆粒を救いあげるのがまた大変。

ビンをひっくり返すようにして、かき込むように食べるならまだいいが、オシャレにかわいく食べるのには、困難を極めますわい。
しかし、普段と一風変わった納豆ごはんの食べ方としての高揚感からか、とても美味しく感じた。
ビンの形状や層の構成を女性目線を重視し、見直していくことで、一世を風靡する料理となるかもしれない。
ということで、会社の弁当として持っていくことを当面の目標として、改良を続けていきたいと思う。
このブログをどういう数奇な成り行きか、ご覧いただいた納豆好きの諸兄におかれても、是非ジャーナットゥの試作を行っていただき、情報を提供してもらいたい。
納豆好きの同志で、納豆のイメージを一新して、果てはグローバルな食品としての確立を目指そうではありませんか!!
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