西多摩移住者にインタビュー! 第3回 絶品イタリアン ヴィッラ・デルピーノの店主 松村哲朗さん
- 2015/12/08
- 23:02
首都東京の中で知名度の低さトップクラス自治体「あきる野市」の魅力を発信する本ブログ。
あきる野市に移住された方々に、どのようなキッカケがあって移住に至ったのかを、インタビューするコーナーをシリーズ企画として始めました。
が、どうもあきる野市だけだと100人も移住者いなさそうだし、隣接する檜原村、日の出町、青梅市あたりも加えて、今回からタイトル改め「西多摩移住者にインタビュー!」にします。
首都東京とはいえ、西多摩方面という田舎はね、人口減に拍車かかりまくりで、空き家が多くて、移住者カモンであるわけです。
移住者だからこそ語れる西多摩ライフの魅力や、移住してからの苦労話などを紹介することで、西多摩移住へ興味を持つ方が増えるといいなと思うわけですよ。
というわけで、あきる野移住者にインタビュー改め、西多摩移住者にインタビュー。移住者100人へのインタビューを目標にやっていきます。
さて、タイトル改名一発目のインタビュイーは、檜原村でイタリア料理店を経営する 松村哲朗(まつむらてつろう)さん です。

松村さん : いらっしゃいませ。こんにちは。
管理人 : あ、まだお忙しいようで。
檜原村って、東京も果ても果て、あきる野よりもまだ田舎。
おまけに限界集落と来ているのに、お客さんいつも多いですよね。
松村さん : えぇ、檜原村でイタリアンをやっているのはウチだけだからなのか、観光でこられるお客様にもご利用いただいています。


管理人 : お客も入りますよ、だって美味しいですもん、料理。地元の野菜を中心に作っているというのがいいすね。
(この日は、写真のブロッコリーのパスタとひき肉とまいたけのパスタをいただきました)
では、早速ですが、ズケズケと質問させていただきたいと思います。
なんでまた檜原村に移住しようと思ったのですか? 移住される前のお住まいと移住のキッカケを教えてください。

松村さん : 妻が檜原村の出身でして、ご両親へのご挨拶などで何度か村を訪れるうちに、「ここで店を出したい」と思い始めました。
世田谷生まれで、銀座にあるバーでワインの美味しさに魅せられてからソムリエの道に進んでからというもの、六本木や新宿歌舞伎町の店で働いたので、住まいも店の近くでした。
田舎との接点など全くと言っていいほどありませんでしたし、登山やキャンプといったアウトドアな趣味もないのですが、“東京で遊びつくした感”を感じていたので、移住しちゃったというところでしょうか。
管理人 : ほう、奥様のご実家が檜原村ですか。 奥様とはどこで出会ったのですか?

松村さん : 妻とは、当時私が働いていた店で知り合いました。 お酒好きというところでうまが合ったようです。
管理人 : え、それってお客さんを口説いたってことですよね? ナンパ?
しかも、“東京で遊びつくした感”って・・・
松村さん、EXILEにいそうなイケメンですが、それをいいことにかなりのチャラ男だったのではないですか?
松村さん : まぁそういう時代でしたし、若い頃はそれなりに・・・というか、ノーコメントです。ここは。
そもそも、チャラチャラしていたら村に移住しようとは思いませんよ。
管理人 : あぁ、すみません、松村さんに悪い印象ついたら客足にも影響するかもしれませんね。
チャラ男を一途に改心させ、移住までさせた奥様がってことで書いておきますね。
松村さん : ちょっと!それじゃ僕のイメージチャラ男のままでしょ!
もう、ここはカットでお願いしますよ。
管理人 : では、話題を変えて、移住して苦労した話なんかを教えてください。
松村さん : 田舎暮らしの経験がなかったので、都会とのギャップに慣れるまでが大変でしたね。
電車もバスも少ない、もちろんコンビニもない。サルが道路歩いてるし、クマが出たとか放送あるし・・・なんでここが東京なんだと思ってました。
イタリアンの店を出すのも、地元の人にはそんなの成功しないと否定されたりもしましたよ。
管理人 : やっぱり!村でイタリアンやるって反対意見あったとは思ってました。
だって檜原村ってサルとかシカばっかりで人間なんていないじゃないですか。
松村さん : いやいや、一応人口2,000人いますから!
美味しいパン屋とか、温泉あるし。
そう!それに、きれいな村営住宅が格安で借りられたり、子供生まれるとお祝い金がもらえたりとか福祉が充実しているのですよ。
うちは子供二人なのですが、●万円いただきましたよ。
あきる野市はないですよね?こういうの。
管理人 : ぐぬぬ・・・確かに、子供生まれてお祝い金というのは、いいですね。
あきる野市もやってくれよ。

松村さん : それに、サラリーマン猟師さんは狩猟やるために田舎に引っ越したわけじゃないですか。
あきる野より、檜原の方が獲物沢山いますよ。 人間の数より、イノシシの方が多いですよ。
公園でハクビシン解体して通報されることもなくなりますよ。
どうです、檜原に越してきては? 空き家も沢山ありますよ。
管理人 : (くっ、この展開・・・勧誘されている。。。)
そ、そうですね。
では、次に檜原村の魅力についてを語ってくださいまし。
松村さん : 魅力ですか。 「東京の村」というだけで、インパクトあると思うのですが、そうですね、独自の文化が残っていることでしょうか。
「三匹獅子舞」や400年以上の歴史がある「御とう神事」、夏にある花火大会は、個人的に思っていることなのですが、「日本一規模は小さいけど、ダイナミックな花火大会」があります。
人口こそ2,000人しかいない村ですが、楽しいイベントが年中あります。 まぁとにかく、同じ東京で異文化体験できる場所として、是非檜原村に足を運んでもらいたいですね。
管理人 : そうですよね!檜原村はいつもいろいろなイベントやってますよね。
そんなイベント情報は、「HINOHARAプラス」からチェックできます。
そして! イベントといえば、松村さんも近くイベントをされるそうですね。
松村さん : はい。 私はイタリア料理をやっていますが、ソムリエでもありますので、TOKYOジビエとワインを楽しむ会をデルピーノで開催することになりました。
ソムリエというと、堅苦しく感じるかもしれませんが、食事を楽しんでもらうことこそ本来の仕事です。
専門的な話は控えめにして、参加者の皆様が楽しんでいただき、檜原村を好きになってくれれば、これ以上のことはありません。
TOKYOジビエvol,4 東京の“村”でソムリエからワインとジビエについて学ぶ会
管理人 : では、イベントの告知をして、インタビューは終了とさせていただきます。
ありがとうございました。

以上、東京田舎からの発信でした。 また次回!
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