僕らはみんな生きている。一寸の虫にも五分の魂
- 2021/04/29
- 23:12

先日、狩猟サークル「罠シェアリング」の仲間が畑仕事に精を出されている投稿に感化されて、食育にもなるし我が家でも何か食べれるものを栽培したいと思い立ちました。
日の出イオンの近くに「東京花壇」という庭木なども扱っている大所帯な店があるので初めて行ってみたのですが、多種多様な花、野菜やハーブの苗に圧倒されて、「植物を愛でる」という今まで自分の中では薄かった感覚が一気に膨れました。
植物って面白い!!
取り急ぎ今回の目的は食べることのできる植物を買うことでしたが、売られている商品の数々は、多肉植物などで年中庭が緑に溢れるの想像させてくれ、ガーデニングをしたい熱が沸きそうになりました。
鉄は熱いうちに打ちたいものです。
簡単に育ちそうなものとしてブルーベリーを二苗買いました。
帰宅してからすぐに植えようと、まずは雑草むしりを始めました。
すると、、、
名前もない雑草と思いきや、花が咲いている。
ドクダミの臭いがする。
アリ
ダンゴムシ
ミミズ
ムカデみたいな虫
尻にハサミがついた小さいけど戦闘力がありそうな虫
カマキリのものと思われる卵
ブロック塀によくいる小さな赤いクモみたいな謎のミニミニ虫・・・
小さな小さな庭の土のスペースに、小さな小さな虫たちの生活がそこにありました。
そこには、懸命に生きる彼らの世界があったのです。
先ほど植物に抱いた感情と同じように、小さな虫たちも可愛らしく思えて、微笑んでしまいました。
狩猟者として生態系ピラミッドの上位層のみに目が行きがちですが、野生動物の食べ物となる昆虫や植物、これらのいわばプラットフォームがあって狩猟が楽しめるわけです。
喰い供養だとか、山の恵みである獲物に感謝とか連呼してますが、もっと生きとし生ける者たちのことも感謝せねばならない。
そのためには学ばなければならないと思いました。
虫たちの世界を破壊する感傷に浸りながらも、ブルーベリーは植えないとな。
それはそれ、これはこれと、あっさり割り切って作業をしていると、横で長男がせっせとダンゴムシを集めていました。
ダンゴムシさんを新しいお家へ移してあげるというのです。
な、なんと優しい!!
子供の頃に、
「一寸の虫にも五分の魂」
という言葉を母親から言われたことを思い出しました。
懺悔になりますが、子供の頃、虫やトカゲ、ヘビなどを遊びで殺したことがあります。
それを目撃した母親に壮絶に怒られた時に言われた言葉です。
しかし、そんな母親も数日後にゴキブリやハエを躊躇なく殺していました。
この矛盾は大人になった今でもよく理解できませんし、同じような場面で子供にどう説明すればいいものか。。。
もはや哲学。
とにもかくにも何事にも感謝を忘れずに生きていこうと決意したステイホームの休日でした。
数日前に服にムカデが付いていた。
— OGAWA@狩猟&養蜂シェアリング (@TaketoOgawa) May 31, 2020
ちょっとしたブローチみたいでおしゃれに感じたので写真を撮って庭に戻した。
今朝、妻の絶叫と共に目が覚める。
今度はムカデがリビングにいたとのこと。
妻は殺して!早く殺して!!
と叫ぶ。
狩猟を残酷とか言うくせに虫はすぐ殺せという理論がらわからぬ。 pic.twitter.com/mHdjLV1mWL
とりあえず、奥さんも母親も同じ思想のようだ。。。

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